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注文住宅のプランニング

2011年12月11日

長らく書けなくて、申し訳ありませんでした。

新築注文住宅のプランニング依頼が続いてあったものですから。

プランニングって、すごく体力を消耗するんですよ。

もちろん身体を動かす訳では無く、それどころか机の前に座ったままです。

お客様には 「まず1回目は、たたき台ですよ」 とは申し上げているのですが

いざプランニングし始めると真剣勝負です。

自分たち能力の120パーセントの力をだせないかと

お客様のライフスタイルやいろんなシーン考えながら、敷地条件、法規制の

検討などしていますと時間なんて、すぐに経ってしまいます。

そして4パターン、5パターン考えて、最終2プランぐらいを見て頂いて

打合せさせていただきます。

その打ち合せの前日まで、もっといい案は無いかと考えてるんですよ。

それこそ、食事しながら、入浴しながらも考えていることもあります。

その意気込みのお陰か、最終的には1回目に提案させていただいたプランに

決まることが多いですね。

でも、そこまで打ち込める仕事、家を造ることが松家工房は大好きです。

大阪・堺市で注文住宅を考える≪木のお話 視覚効果≫

2011年11月21日

前回は、奈良・正倉院のお話から木の持つ調湿効果のお話をさせていただきましたが、

今回は視覚効果についてお話させていただきますね。

木が多く使われたお店や、古い建物に入ると、何となく心が落着いて癒される感じってありませんか。

どうして癒しの効果があるのでしょうか。

木を切ると、柔らかく白い部分と堅く濃い部分があり、白い部分は 「春日」 と呼ばれ

春から夏にかけて成長した部分。

濃い部分は 「夏目」 と呼ばれて、夏から秋に成長した部分です。

この季節によって異なる部分が層になり年輪になります。

そして木の切り方によって 「柾目」 と 「板目」 にわかれます。

この木目は、ろうそくの炎や小川のせせらぎと同じように自然界にしかつくれない

不規則なリズムを刻んでいます。

そのリズムには四季のうつろいや気候の変化によってもたらされ自然な ゆらぎ があります。

この自然由来のリズムが木目を見る人の心身を癒してくれるそうです。

さらに木肌には人の目に有害な紫外線の反射が少なく、逆に波長の長い光を反射するため

見た目もあたたかいそうです。

また、この温かみには木(無垢材)特有の色合いの変化もあります。

15年も前に建てさせて頂いたお家にお伺いさせていただくと、無垢材の床が施工させて

頂いた時よりきれいで驚くことが良くあります。

何とも言えない、深みある色合いに変化しているからです。

木は使い込んで、時が経つに連れ色合いが変化していきます。

もちろん、日の光による焼けもありますし、木自身の持つ色合いによって変化の

度合いも違いますが歳月を重ねるはどに趣のある 「 あめ色 」 に変化していきながら

より温かみが生まれてきます。

これがお寺や歴史ある建築の柱や床に見られる深みです。

この変化を 「 径年美 化 」 と言うそうで、暮らしとともに深まってゆく天然木ならではの

あじわいです。

お施主様によくお話しさせていただきます。

「作ったもの(工業製品)は、出来あがったときから衰退が始まっていきます。

でも本物は、古くなっるのではなく深みと味わいが増していくと思って下さい。

アンティーク家具や風化レンガも同じです」 って。

まだまだ、木の良さはあります。

次回もお楽しみに。

大阪・堺で注文住宅を考える≪木のお話~正倉院≫

2011年11月16日

先日、奈良の正倉院展を拝観してきました。

歴史を重ねた宝物の存在感や美しさはもちろんのことですが、

1250年もの永い年月を経て現在の私たちが目にすることができることへの感動と

驚きの思いでいっぱいになりました。

現在のような科学的な管理システムの無い時代から剣に屏風、布の衣服や敷き物、

文書の紙までもが今もなお文字が読み取れる状態で保存されていたのですから

どのようにして先人たちは守り継がれてきたのか?

その答えの1つが にありました。

下記、読売新聞の記事の抜粋です。

【 正倉院宝物は1250年もの間、どのように守られたのか。

校倉(あぜくら)造りの宝庫の ヒノキ材 が湿度を調整して保護したことも1つだが、

それだけではない。

むしろ、効果を発揮したのは「唐櫃(からひつ)」という の箱だ。

かぶせ蓋を閉じ、高い蜜閉性を保ってきた。

宮内庁正倉院事務所の調査でも外の湿度が50%変動した場合、宝庫内の

変動は20%、さらに櫃内は3%に抑えられていた。

成瀬正和・保存課長は「唐櫃と校倉の二重の 『木の箱』 が宝物を守った」 と語った。

中略

昭和になると、宝物は温室度を管理する鉄筋コンクリートの新倉庫に移り、空になった

唐櫃は古い倉庫に残った。

現在、宝物の箱は火や水に強い が多くを占めつつある。

制作する1人、京指物(さしもの)の前田友一は、奈良時代に工具がなく加工できなかった

を100個を超すカンナで自在に整える。

唐櫃の果たした役割の重みは常に意識する。「脇役だが、なくてはならないもの。

私も後世のために、恥ずかしくない箱を造りたい」

宝物とともにあった先人の祈り。それは次代にも受け継がれていく。 】

どうでしょう、私たちが木の良さを何百回説明するよりも先人たちが木の大きな特徴である

調湿作用を教えてくれています。

そして他にも、木には人にやさしい良さがたくさんあります。

その木をつかって、先人から伝わってきた日本の気象風土とにあった日本の家。

大それたことは出来ませんが、無くなりつつある日本の家の良さを絶やさぬように

していきたいものです。

大阪・堺で注文住宅を考える≪建築会社、工務店の選び方≫

2011年11月07日

注文住宅の建築をお考えの御家族にとって、大切な家造りを依頼する建築会社・工務店

選びは一番大きな難関かも知れませんね。

御家族にあった建築会社・工務店選びが出来るかどうかで、家造りが成功するかどうかが

決まりますと言っても過言ではありません。

ただ、御家族御家族で家造りへの思いも、価値観も違われますから

決定ポイントも違ってこられると思います。

最初はメーカーとはこんな感じで、こんなタイプの工務店も有れば、こんな考え方の

工務店もあると広く情報収集することも必要だと思います。

でもそれが終わったら、一度立ち止まって御家族がどんな家を造りたいのか?

あんな家もいい。こんな家もいい。

広ければ広いに越したことはありません。

夢はいっぱいです。でも資金も大切です。

そんな中で何を一番重要視いたいのか?価値観を確認して下さい。

たとえば車でも安全性はもちろんとして、燃費を考えたエコカーから選ぶのか、

スタイルデザイン重視で選ぶのか、ゆったりとした乗りここち重視の乗用車タイプなのか

子供さんのことを考えたワンボックスカー、それともコンパクトカーでいいのか

全部を一緒には考えられないのではないですか?

家も同じです。御家族の価値感を決められてから業者の選択をすべきです。

ハウスメーカーの家、自然素材の家、ローコストの家は一緒に比較検討はできません。

たとえば家にはあまりこだわりが無く、土地から探されるなら土地、建物のセット販売をされて

いる不動産系の分譲会社さんで土地(場所)重視で選ばれるのが一番かも知れませんし、

家にこだわりがおありで土地もさがされるなら、建物重視の業者さんを見つけられて

そこで土地の相談もされてみられるのも良いと思います。

案外、良い不動産を紹介してもらえたり、良い情報を持っておられますよ。

ちなみに松家工房がそうです。

それと、業者との信頼感や安心感をどのように考えられるかも1つのポイントになってくると

思います。

ビジネス的に対会社としての安定感や安心感を求められるなら、大手ハウジングメーカーや

ある程度の大きさのある建築会社や工務店が良いと思います。

金額的には高くなりますが、安心料と考えられるならいいのではないでしょうか?

ただ、営業マンが気に入って契約しても、次ぎは設計

次はコーディネーター、工事の事は監督と仕事は分散化されていきます。

そして、入居から1年も経つとメンテナンスがあっても担当監督ではなく、また別の

メンテナンス部に変わって行きます。

もちろん営業マンは引渡までは回収がありますから、打ち合せに参加してくれるところも

ありますし、節目節目にはきてくれますが気持ちも頭も次の契約を取ることにいってます。

でもこれは、営業とは家を建てるのではなく売る仕事なのと、会社の体制ですから

仕方ありません。

私も以前に某ハウジングメーカーでお仕事をしていましたからわかるんですが

〇〇様邸担当チームですから大丈夫ですよは言ってくれますが、それぞれたくさんの

担当を抱えてますからチームと言っても難しいところはありますし、時間的制約もあります。

ですから、こだわった住宅を建てると言うよりは、メーカーのイージーオーダー家を買うと

考えたほうがいいのかも知れません。

そのあたりは、理解されておかれるほうがいいと思います。

では、地元の大きくない工務店を選ばれる方は、何に信頼感や安心感を求められている

かと言うと、人とのつながりや家造りのパートナーを求められている方ではないでしょうか。

大手のようなシステム的な安心感はありませんが、地元の口コミや紹介客等を大切にして

いるところが多いのと、スタッフが少ない分コミュニケーションがとれますし、こだわって

家つくりをしてくれるところもありますたくさんあります。

また、メンテナンスにしても、大手なら「ここは一年と書いてますから」と杓子定規なところも

これぐらいなら直しておきますみたいなところもありますし、永い目で見た時には

「もうそろそろここは手を入れた方がいいですよ」とかホームドクターのように

永いお付合いが出来るのかも知れません。

ただ、そのようなお付合いが出来るかどうかは、ご自身の目で見極めて下さい。

このように業者を会社として選ぶのかパートナーとして選ぶのかも、みなさんそれぞれの

価値観だと思いますよ。

私も以前に某ハウジングメーカー

大阪・堺で注文住宅を考える≪OB宅への御案内≫

2011年10月30日

松家工房は、ショールームがございません。

お施主様宅を使用させていただいての見学会も以前はさせて頂いておりましたが、

現在はさせて頂いておりません。

(長期優良住宅補助金申請条件での構造見学会は場合はさせていただきます。)

「見学会をさせて頂きたいのですがいかがでしょうか?」 とお願いさせていただきますと

お施主様は 「使って下さい。」 と言って下さいます。

ただ自分の家だったらと考えた時に、入居前に不特定多数の方や御近所の方に

見られるのってどうなんでしょうか?と思ってしまいます。

セキュリティーの問題もありますし・・・

自分たちが疑問に思うのですから松家のお施主様には、そのような思いはして頂きたく

無いと思うようになりました。

ただ 「松家の建てた家が見たい!」 とおっしゃるお客様がいらっしゃる時には

御入居後のOBのお施主様にお願いさせていただき、ご案内させていただいております。

でもこれは御入居前より、もっとご迷惑な事をお願いしていると思います。

なのに松家の為に忙しい中、ご都合を合わせて下さり 「いいですよ!」 と言って

下さるお施主様の笑顔!

本当にありがたいです。

こうして案内させていただいたお客様に本当に見ていただき、感じていただきたいのは

建物はもちろんですが、そんなOBのお施主様の笑顔や思いです。

“ 松家の宝物 ” をご覧頂きたいと思っています。

松家を応援して下さっているお施主様、本当にありがとうございます。

大阪・堺で注文住宅を考える≪注文住宅の契約≫

2011年10月16日

建築会社にとって、多々ある業者の中から選ばれ契約していただけるのは、

とても嬉しいことです。

ただ、選んで頂いた段階から “ 契約 ” まではプロセスが必要だと思います。

たとえば土地と建物のセット販売で建物価格は坪〇〇万円で標準仕様が

有る場合は金額計算が簡単ですから、すぐに契約が可能でしょう。

それと、このようなケースの場合は建物より土地が契約の決め手になりますから

あまり問題は発生することは少ないと思います。

建物だけの場合でも、シリーズ決まっていて、標準仕様があり坪単価で契約される

ところも同じです。

ただ注文住宅は違います。

図面が出来て、お施主様の御希望の仕様で御見積させていただいて

御納得いただいてのご契約です。

図面や使う材料が決まらないのに、どうして契約を急がれるのでしょうか?

他社へ行かないという安心感が欲しいのだと思います。

それと営業の方は、会社から急きたてられるのだと思います。

ただ、これはトラブルの元になります。

思っていた家造りをしようとすると契約金額から追加追加で 「こんなはずでは・・」

ってことになりかねません。

大きな大きなお買物です。

焦らないで下さい

建築会社のリズムや営業マンへの情等に流されずに、しっかり納得の上

ご契約下さい。

急かされたら 「どうしてですか?」 疑問を返すぐらいでいて下さい。

建物は土地と違って、悩んでいるうちに売れてしまったなんてことにはなりませんから。

『大阪の注文住宅』 写真掲載OB宅で

2011年09月14日

私たちは、根っからの建築育ちで営業経験がほとんど無かったこともあり

いままで、このホームページ以外は積極的な営業活動をあまりして来ませんでした。

そんな松家も 『大阪の注文住宅』 の掲載にあたって資料請求をしたいただいた方々へ

どのように営業活動をしていけばいいのかを少し考えなけらばと思っていました。

「仕事の取り方教えます」 みたいなメールやFAXが建築営業のコンサルタント会社や

フランチャイズ会社等からは毎日のように届きます。

「お客様に満足して頂いて選ばれる会社になりましせんか」 と言った主旨です。

ただ、その内容は “ 信用してもらうトーク ” であったり “ こう言われた時は、

こう切り返して本心を聞き出す” みたいなに営業トークの仕方をマニュアル化して

お客さんの心を、引き付けて選ばれる方法教えますみたいなものです。

上手な話し方で無くても本人のこころの入った言葉なら相手のこころにも届くと思いますが、

これさえ実行すれば、みんな出来ますみたいな営業トークや技法では、家を売る事

出来たとしても、家を建てさせていただき末長いお付合いをていただく事 は出来ないと

思うのですが・・・

また、チラシは “お金をかけてません、だから安い家を建てれます” と素朴さを

アピールする為にわざと、わら半紙を使って手書きの字を入れるとかだそうです。

月に何十万も払って毎週こんな講習会に参加したり、コンサルタント料を支払っている

工務店も多いそうです。

そのチラシ、わら半紙でもお金掛ってますよね。

某No.1タレントのTVコマーシャルの 「住宅は本当に、そんなに高いものですか」

みたいな〇〇ホームも同じですよね。

安い!って思って契約したのに、結局最終的に高い金額になってしまうというトラブルが

多いらしいですが・・・

そんな事に労力を使う時間があるならば、少しでも喜んでいただける家を建てる事に

時間と労力を使いたいと思うのですが・・・

だけど何をしたらいいのか、わかりませんし・・・

『大阪の注文住宅』の掲載をさせて下さった和泉市のI様宅へ、お礼にお伺いさせて

いただいた折に、そのようなお話をさせていただいていると

「 そんな松家さんだから、お願いしました」 と言っていただけました。

同じく掲載をさせていただいた堺市のT様も取材のコメントに 「営業トークを一切されず、

家づくりの楽しさを語られたのに安心感をいだきました。」 とおっしゃって下さいました。

それで、悩みは解消です。

松家の思いを、わかっていただくのには時間が掛るかも知れませんし、

伝わらないままに他社さんに決められてしまうかもしれません。

でも、松家は松家の嘘の無い思いを自分の言葉でお話しすればいいと。

それが松家らしいですし、きっと、それしか出来ないのでしょう。

そして、そのように言って下さったOBのお客様のお声を大切にしていきたいと思います。

『大阪の注文住宅』 発売

2011年08月27日

松家工房が初めて掲載された 『大阪の注文住宅 2011年秋号』

いよいよ発売されました。

事前に掲載原稿は確認させてもらっていたのですが、1枚の紙と実際の本になのとは

やっぱり雰囲気がまったく違いますね。

今さらに、ここはこの言葉で良かったのかとか悩んだりしています。

ただ3ページの中で松家の思いや建築が、どれだけ読者の方に伝わるかはわかりませんが

松家のために、お時間をさいて撮影に御協力下さり、自宅の掲載をさせて下さった

お施主様のお気持ちと笑顔が届いてくれれば、それが最高です。

9月1日からは、最近テレビCMで良く目られる あの森をイメージしたミドリのまんまる

ふわふわがかわいいキャラクターのネットサイトの [suumoスーモ] でも

松家工房の情報を検索していただけるようになります。

是非、見て下さいね。

それと、『大阪の注文住宅』並びに[suumoスーモ]を見られた感想を

お聞かせ下さい。

次回の参考にさせていただきます。

宜しくお願いします。

店舗改装工事 東大阪市

2011年08月17日

夏季休暇も終わり、今日から松家工房も仕事はじめです。

休み前は、東大阪で店舗の改装工事をさせていただいてましたから

13日まで目いっぱい忙しくさせていただいてました。

また、19日から2期工事がスタートします。

店舗工事で時間に余裕が無い中、職人さんたちも暑さに めげそうになりながらも

がんばってくれています。

事務所で図面を描いている私達が 「暑い」 なんて言ってられません。

暑さも、もう少し(?)

がんばります。

自転車置き場の打合せ≪堺市 注文住宅N邸≫

2011年08月09日

日曜日はN邸の自転車置き場の打合せをさせていただいていました。

みなさん、ガレージの配置は一番にされますが、自転車置き場は案外忘れがちになるものです。

もともと自転車って必需品ですし、最近はエコへの意識の高まりから子供さんの通学だけで

無く御主人が通勤に使われるケースも増えてきています。

家族の一人に一台となると車と変わらないぐらいのスペースが必要になってしまいます。

N邸でも御主人が自転車がバイクと自転車が2台に奥様が1台に子供さんが3人と

バイクと合わせて計7台の置き場が必要になってきます。

今回は幸いにも敷地に余裕があったことから、車スペースの後ろにもう1台用カーポートを

設置させていただいて駐輪場とさせていただくことになりました。

いずれ子供さんが成長された時には、自転車から2台目のガレージへと変わって行くことでしょう。

それと気を付けなければいけないのが、動線です。

どうにかスペースだけは確保することが出来ても、毎日使われる車を自転車を移動しなければ

出せないなんてことにならないように考えておきたいですね。

年中無休 いつでもお気軽にお問い合わせ下さい