完成時お客様が泣いて喜んでくれて、社長がもらい泣きした注文住宅。

子供が走りまわれるLDK
洋風をイメージした木造、注文住宅
ハイジみたいな家をリクエストされ、家です。
屋根瓦は、イタリア製の素焼き瓦使用

2階の廊下が回廊のようにできている

2階のLDKでも四季を感じたいというお客さま。
それゆえの相談が「2階にも庭を作れませんか？」というもの。
しっかりやらせていただきました。
防水工事を行った上で、50cmの深さで土を入れ、植物を直植えできる状態にしました。
2階に庭を作ったことで光と空気を家の内側から入れる設計もでき、明るく空気がさわやかに循環する家になりました。
もちろん、家の中で景色を楽しんでもらえています。
熱交換型セントラル換気システムを採用し、1階から3階までの温度差を減少。
冬は温かく、夏は涼しく過ごせる設計となっています。

間口　5メートル、奥行き23メートルと細長い敷地だったためエレベーターを設置させて頂き、
2階にＬＤＫを配することだ、光を充分取り入れられる3階建てにさせて頂きました。
間口の狭い3階建ての外観は在り来たりな洋風になってしまいがちですが、
今回は、蔵のイメージでシンプルで落着いたデザインに仕上させていただきました。

光と風、素材にも自然の恵みを活かせて家との御希望で、
松家工房のもっとも大切にしている思いとが重なった建物です。
また2Fは、まだ小さい子供さんの気配を常に感じられるようにと
リビングからの吹抜けになったフリールームを大きく取れせいただいて
子供室にとることの多いロフトもフリ-ルームに設置させていただきました。
リビングからのロフトまで見渡せる空間は迫力満点です。
きっとここで、２人の息子さんが、やさしく、のびのびと成長されるのでしょう。

外観はデザイン的にならないようにとの御希望でしたが、内部は黒い無垢杉板を
フロア材に使いモノトーンに統一された個性的な空間に仕上させていただきました。
また和室は、黒のイメージとあえて隔たりをもたせて、天井板、床柱、床框、地板にいたるまで
無垢材にこだわり和本来の美しさとやさしさを感じていただける空間とさせていただきました。

まさかの災害はいつやってくるのかわかりません。
住宅だとまず心配なのが、地震対策。
このお家は「スーパーストロング工法」で造られ、耐震等級は「３」。
建築基準法の耐震性能を満たす水準の1.5倍の地震が起きても耐えられるという、国内最高レベルの耐震構造です。
国の定める長期優良住宅の基準もクリア。
とはいえ、ただの「箱型」ではなく、外観も内装もスマートなデザインで。
床の間の壁がスライド式になっており、開けたら窓、閉めたら壁になるアレンジを加えています。

１階と２階の間に大きな物置を配置し、一見3階建てに見える注文住宅です。

吹き抜けの高さが絶妙で、非常に明るくて開放的な空間を作り出しています。
縦長の窓のデザインもあえて壁面ごとに大きさ・配置を変化させ、現代的な雰囲気を生みます。
大黒柱には欅を使用。
木造にもかかわらず、鉄骨並みにわたり（骨組みの支点間の距離）を取ったため、
非常に苦労を重ね、職人の見えないこだわりが生きています。